リフォーム時に施主より材料支給をされるパターンは、最近ではたまに耳にする事もあります。
ホームセンターなどから、洗面化粧台やキッチン、手すりや内装材等、様々な材料の支給により工事を進捗する事は多くのリフォーム店は断ります。
けれども中には引き受けてくれる会社も最近は有るみたいですね。
リフォームを行う際の施主支給はトラブルや失敗の元です!
施主が材料支給でのリフォームの場合、施工業者が材工でリフォームを行うのと明らかに違う部分があります。
それは、材料保証を施工業者が一切しない事や、一般の人が用意する材料は歪みが有ったりで後々トラブルになる危険性が高い事です。
リフォーム等の建築工事は、施工業者が材工で工事を行う事が定番です。この場合、材料保証も施工上の保証も全て施工業者での連絡で対応してくれます。
一般的な建築工事では、ごく当たり前の流れです。
しかし、施主が材料支給を行うと、材料への補償問題が施工業者とは引き離されます。材料の保証は、あくまで購入した先での保障となります。
ネットやホームセンター等で施主支給するのは辞めましょう
ネットやホームセンター等で扱っている材料は、年代が遅れた材料や弾かれた材料等、施工業者が扱う最新の良品とは物が全く違います。
また、リフォーム店が手配する流通の流れでは無く、粗暴に扱われて流通しているケースも有る為、建材自体が歪んでいる事も多くあります。
その為、不具合が起きる事がよくあります。その場合、施工業者が施工していても、材料に対しての保証も対応も一切してもらえません。
材料の対応は、あくまで全て施主対応となります。
工事の際に施主支給はトラブルになり易い!
また、工事が上手く行かなかったりしても、材料のせいなのかそれとも工事の担当者のせいなのかハッキリせずにトラブルになる事が非常に多いです。
材料は自分で購入したけれど、施工業者の方は慣れているのだから対応してほしいと思っても、施工業者は一切対応しません。
施工業者は、自社が取り入れた材料以外は一切材料に対しての対応はしません。
施主が自分で材料を取り入れるという事は、材料に対して何か不具合が生じた際に自分で対応しなければならない事を、覚えておきましょう。
材料に何か有った時に再度手配するまで施工業者は待ってくれません
また、施主が自分で材料を支給する際、何か型が合わない等の対応は全て施主の対応になります。
洗面化粧台やシステムキッチン、便器、ウォシュレット等、きちんとした型番が解らない場合は、細かい部品や給排水等の準備等も事前に出来ません。
その為、リフォームにかかる工期が長くなってしまう事があります。不明解な事に事前に対応する事は出来ませんので、これは仕方のない事です。
また、当たり前ですが、施工業者の方は、材料に不具合が出て対処を施主がしても、すぐに仕切り直しで工事が始まる訳では有りません。
もちろんその依頼者だけの工事を請け負っている訳では無いのです。 依頼主の方でまた材料を用意する期間はお金が掛かったり、工事自体を後回しにされてしまう事もあります。
安かろう悪かろうにならない為にも「餅は餅屋」にまかせましょう
快適にスムーズにリフォームを行いたい場合は、施主が材料購入に関与せずに専門業者に全てお任せするのが1番スムーズなリフォームに繋げる事が出来ます。
安価に出来るかもしれないと思った施主支給の材料リフォームは、リフォームを混乱に招いたり、結局「安かろう悪かろう」の施工になる恐れがあるという事を覚えておきましょう。